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「何でもアバウトなオーストラリア社会」

オーストラリアに来たての頃、パーティーなどに呼ばれて勇んで出かけ、呼ばれた時間より少し早く訪問して嫌な顔をされたことがありました。「オーストラリア時間っていうんだよ」。後で友人のオーストラリア人から言われたもんです。家などに呼ばれたときはその時間より遅れて行くのが常識なのです。日本の常識は他の国では非常識、なんていう典型でしょうか。

いつも不思議に思うのですが、オーストラリアでは郵便物の切手に「消印押し忘れ」が多いんです。私も郵便屋さんの親切に感謝しながら、環境に優しい再利用に励んでいます。郵便局の仕事がアバウトなのでしょうか。

また、こちらではTV番組が遅れたりすることはよくあります。これはTVに限らず、電車やバスなどの公共交通機関も負けず劣らずで、無理して遅れさせているのかとさえ思えたりします。でも、こういう国で生まれ育った人たちには何ともないことなのでしょう。

「1分半遅れは、こちらでは遅れとは言わない」。以前日本で起こった電車事故の際にあるオーストラリア人の人が言っていました。「遅れを取り戻そうとしたことが事故につながったらしい。」ということに対してのコメントでした。

連れ合いは、整理整頓のきっちりとしたゲルマンオランダA型気質の人。 タコ社長、一事が万事アバウトで、日本の管理タコツボ社会から追い出されてさまよい着いたオーストラリア。わたしには、どちらかというとこういうアバウトさが向いているのかもしれません。但し、日本人のように厳しい連れ合いの批判にさらされる毎日ではありますが。


プロフィール:石原 敏郎

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