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「人種差別について」

皆さこんにちは。

ゴキブリと人種差別はどこでも出会います。
20年以上もこのオーストラリアに住んでいて、ちょっと嫌な思いをすることもありました。

しかし、露骨な人種差別はほとんどありませんでした。
ちょっと嫌な思いをすることにはいくつかの原因があるような気がします。

まず、語学力の問題があるでしょう。
日本でも「日本に来たら日本語で話せ。」なんていいますね。

こちらに来ても、英語がある程度できないと、何言ってんのかわかんない、って顔されるのは当然でよくあります。

外人コンプレックスの塊みたいな国の日本でなら、下手な日本語の外人にも「日本語上手ですね。」なんて笑顔で言ってしまいますが、こっちはそんなことはまずありません。
親切な人はそれでも顔に出したりはしませんが、露骨に出す人もいるのです。

自分の語学力のなさを棚に上げて、相手のそういう態度を責めるのは無理ってものですね。
私もずいぶんと悔しい思いもしましたし、今でもオランダ系の連れ合いに英語力のなさを責められています。
あ〜!

もう一つ、大切なことがあります。
その国の人を仲間、友達として持つことで状況が変わってくるということです。

理解してくれる仲間がいれば、嫌な思いをしても、それを和らげてくれるでしょう。
外国人だけでこんな経験を論っても、「そうだ、そうだ、こんな国、嫌い。」なんていう結論になりがちです。

例えば、アジア人だけで歩いている集団と、その中に一人でもオーストラリア人が入っている集団とでは、見方が全然違ってきて卵も投げにくくなるでしょう。

さらに、差別大国の日本から来ている私たちは、海外に出たら差別くらい受けるのは当然、という態度で動じないことだと思います。

そういうことをするのは、それくらいの人間だ、と思えばいいのです。
差別するよりされる方がまだまし、くらいに構えているとなんでもありません。

海外にしばらく住んでみたいと思っている人は、しっかりその国の言葉を学び、そしてその国の友達を持ち、ゆったりと構えていれば楽しくできる筈ですよ。



プロフィール:石原 敏郎

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